ハリー刑事に送られて研究所についたブロッケン博士、だが、仕事にかかろうと照明のスイッチを入れた途端に爆発!
表に駐車したクルマの中ではアベックが、「おめでとう しかけが成功したようね アンジェロ」
「ありがとう フランシス」
ブロッケン博士は病院に収容されたが、幸いに命に別状はないという。安堵するハリー刑事だが、そこに博士宛の花束が届けられた。
「ん?」その中のメッセージカードを読むハリー。
「モデルガン戦隊を あしたの昼十二時までに
ニューアークの公園につれてこなければ
無差別殺人をおこなう!
ブロッケン博士の回復を祈る ネオゼウス総統」
激怒して花束を叩きつけるハリー。
ハリーはモデルガン戦隊を招集する。新加入のつよしを含め、怒りに燃え上がる四人。さとるはこれまでのガバメントに換え、
コルト・パイソン マンハンタースペシャル
つまりパイソン・ハンターだが――これ、マルイのプラモガンでなくて、MGCベースのカスタムだと信じたいなぁ。
……原作者サイドが作画資料にGun誌81年3月号を渡したら、イチロー・ナガタのパイソン6in“マンハンター”と混同した、とかいうオチじゃないだろうな。
翌日、指定時間より早めに到着した四人。
「どうだ つよし 次元航行の気分は?」
「あ ああ なかなかいいもんだな ハハハ」
四人よりやや後に、メルセデスのセダンが到着する。
ネオゼウスの精鋭
スナイパーコマンドだ。
前回のシルエットと全然違うな。
リーダーのホーク大佐は、紅一点のフランシスを車で待機させ、マレンコフ、アンジェロ、シュミットに各自のポジションを指示する。
シュミットがどう見ても当時のイチロー・ナガタである。
「十二時だ」「そういえばはらへったなあ」
「あぶない ちるんだ!」
間一髪逃れた。さとるは転がりながらパイソンを撃つ! だが、まだ遠い。
よしおはM2カービンで応戦。(メタルハンドガードとフォールディングストックからして、ロータリーボルト化される以前のCMC金属だろう)
時計塔の上からもマレンコフが撃ち返してくる。
駆けだしたあきらの目前に、売店の横からアンジェロが!
ドラムマガジンと冷却フィン付バレル、グリップ形状から確かに俗にいうシカゴなのだが、ボルトが“横引き”なのはなぜだ……。
あきらもイングラムを撃ちまくり追いかける。
更に、大木の上からシュミットがG3ライフルの狙いをつける。
当時ビアンキカップ参戦してノリノリである。
スコープに捉えられたさとるの運命は!
(続く)
