「モデルガン戦隊」――もうしばらくしたら未収録分の記憶モードに。

さて……子供向け漫画というのは短期決戦だなあ、と思いつつ、新キャラ登場のための噛ませ犬の様なバイオノイドが登場だ!


どうやって回収したのか、ネオゼウス総統・ゼウス9号のもとにエイヒマンの頭部が運ばれてくる。

この“ズブズブ パカッ”が私のトラウマというか――これ、何か元ネタがあるんだろうか。
ところで記録媒体がマイクロカセットみたいなんだが……。

データを分析した結果、ゼウス9号はモデルガン戦隊が次元耐性を持った、表の並行世界からの人間である事を知る。リーダーのさとるを倒し次元航行装置を奪えば「ネオゼウスは世界を征服できる!」

例によって裏山でコンバットシューティング。さとるはウエスタンアームズのコマンダー・カスタム、あきらはスマイソン4in(恐らくコクサイ)、よしおはMGCのP220、どれも当時リリース間もない新鋭機だ! が、よしおは飛びだしざまコケる。

「よしおにはコンバットシューティングはむかないなあ」「なんだよバカにすんな!」「よしおは長物のほうがにあうってことさ!」
だが――その時茂みの中からマツシロのスーパーガバメントが火を、いや、エアと鼓弾を噴いた! さとるの首筋に命中!
「だれだ!」

藪の中からタラコ口の少年。クラスメートの荒崎つよしだ! ゴーグルもしてない者を撃つ通り魔的行為! なんたるマナー違反!
「目にでもあたったらどうすんだ」と非難するあきら。ヘヘヘと笑うつよしに、さとるはコマンダーを向ける!
ギョッとするつよしだが「どうせ弾の出ないモデルガンじゃないか!」「ほんとうに弾がでないと思うか?」

もちろん普通のモデルガンだが、「弾がでなくても、銃口をむけられるといい気持ちがしないだろ!」

とりあえずその場は収まったが、つよしは思う。「あの三人 最近どうもようすがおかしいぞ」

場面代わって逆次元のニューアーク市、ボロンクスのスラム街。白人の不良少年グループが街を行く。

ジャガー団のリーダー、ジェット・リンクジミーは弱気な手下に「バカ野郎 ポリ公がこわくてジャガー団がつとまるかよ」一喝。
そこに現れるは黒人の不良少年グループ、パンサー団。


当然乱闘開始。あっという間にパンサー団はリーダーひとりに。追い詰められた彼はリボルバーを抜いた!

死体を回収しに来た救急車が日本のそれにも見えるが、なんだか某サイボーグ漫画を思い出す展開である。あっちは殺した方がサイボーグにされたんだが。

ゼウス9号はゼウス星の科学力で次元航行装置を作りあげるが、「だがわれわれには次元をこえる力がない」 (でも時間は超えたよな)
「しかしバイオノイドならば…」
バイオノイドとなったジミーは、我々の世界に送り込まれる。よほど胡散臭いのか周囲の注目の的。

さとるを発見し、マスダヤっぽいM29を抜いて発砲!

……だが表の並行世界ではサウンドウェーブガンはきかない! ゼウス星の科学がなんだって!?
ナイフを抜いて襲いかかるジミー、だがその背後から飛び出した影。バレバレである。

スーパーガバメントから放たれる鼓弾! ジミーの右腕を吹っ飛ばす!
左手でなおもさとるを襲うジミー、だが、離断面にさらに1発。

爆発するジミー! いや自爆装置があるのは後に判明するが。

つよしは三人を不審に思い、尾行していたのだ。ヒマなやつだなあ。

「あいつはいったいなんなんだ?」
さとるは仲間になることを条件に、つよしに全てを話すことにした。

激怒したゼウス9号は、ついにスナイパーコマンドに出動を命じる。

新たな仲間を加えたモデルガン戦隊、だが、スナイパーコマンドとの対決の時は迫る! 待て次回!