マニア様がキテる「モデルガン戦隊」第6回

モデルガン戦隊は洞穴の中で生きていた。しかしリミットの8時間が過ぎたら、三次元の人間は原子分解されてしまう!
そのとき、リージャは現場に引き返していた。「三人の死体を見るまで、私は信じない!」それを追う謎のUFO。
先回りしたUFOの光線が、洞穴をふさぐ岩を溶かす。なんとか脱出した三人だが、その前にリージャが立ちはだかる!
「やはり生きてたのね、にいさんのかたきを、うたせてもらうわ」
「ヤメナサイリージャ、アナタノアニヲコロシタノハ、ソノコタチジャナイ」UFOからの声。
「えっ!?」
その瞬間、何者かに射殺されるリージャ。その向こうに現れた甲冑の怪人――ゼウス総統!
「リージャの兄を撃ったのもこのわしよ。総統自ら貴様らを処刑してやるぞ!」
ちょっと待て、どう見ても射殺したのはさとるなんだが。

.44オートマグを撃ちまくる総統に、さとるはガバを撃つ。しかし甲冑はサウンドウェーブをはじいてしまう! 
「ソノ強化服ノ弱点ハ アキレス腱ダ!」
UFOからのアドバイスで、アキレス腱の部分に開いた隙間へ撃ちこむさとる。甲冑がバラバラになると、中からドラゴンが現れた!
「イメージニ マドワサレルナ!」そこに現れたゼウス7号・8号の軍団。
「あきら、よしお、銃をとれ!」
リージャやゼウスが持っていた銃を拾い、応戦するモデルガン戦隊。瞬く間にバタバタ倒されるゼウス軍団。
「モウ、ヤメナサイ! アトハ ワタシニマカセナサイ」
「サークトめ、じゃまするな!」

UFOからの怪光線を浴びた総統。ドラゴンの姿が消えうせ、その中から液体の詰まったカプセルのような正体を現す。
「液体人間か…」「だからとけたんだ」
着陸したUFOから姿を現したのは、ゼウス星パトロール隊員サークト。
そしてゼウスの使者とは、地球への流刑囚だったのだ!
「でも、わたしが前に来たときは、地球人はこんなおそろしい武器はもっていなかった。それに、わるい心もね」この連中を改心させるには、地球へ送るのがいちばんだと思ったんだが――。
地球人に何かお詫びがしたい、というサークトに、さとるはリージャの蘇生を願った。
サークトはリージャの遺体をかかえ、ゼウスの使者たちを連行していった。

一件落着で安堵するモデルガン戦隊。だが、ゼウスの使者十人のうち六人を倒し、連行されたのは三人。
一人足りないことに気づく。


その頃、一人地球に残ったゼウス9号は、ひそかにネオゼウスを結成していた!
バイオノイドとは、いったいなにか!
(続く)