コクサイ コルト・パイソン(1/3)

いやね? 私が好きな.357マグナム・リボルバーは、むしろS&W・M686の方なんだけどね?
 
パイソンとくれば、もう説明不要なくらいの.357マグナム・リボルバーだろう。私も好きな銃には違いないのだが、ちょうどモデルガンにのめりこみ始めた頃というのが「シティーハンター」全盛期で――“ミーハーなファンの手垢がついた銃”という印象が強すぎたんだよなぁ。……ちょうど、創刊間もない「アームズマガジン」で、パイソンのライバル機としてのLフレーム(つまりタカのM586だ)を取り上げたり、古本屋で買った「モデルガンチャレンジャー」におけるイチローの記事を読んだりして、「通はパイソンじゃなくてM686だぜ」みたいなイメージが強く固まったのだな。
あと、周囲ではやはりパイソンはみんな知っててもLフレームは誰も知らなかったし!
 
ま、それはともかく、私もパイソンの事は決してキライではなかったし、なんだかんだでMGCのABS製も含めて4丁持っている。確か91年頃にMGCの4in、更に95年頃に同6inを購入した。
で……コクサイのパイソンだが、98年春のショットショー・ジャパンでHWブラックの4in、同年秋に「やまもと」ミナミ店でABSステンレスシルバーを特価で買ったのだ。HWは確か4.000円くらい(!!)で、ステンレスは4割引きだったように思う。

実はHWはフレーム換装で6inになったのだ。その経緯を語る前に、私が何故4inを買ったのか、そして6inにラバーグリップを着けたのは何故か、ちょっと動画を紹介しよう。
 
イヴ・モンタン主演「真夜中の刑事」。パイソンの出てくる映画を語る上で、「ダーティハリー2」と並んで外せない一作である。
(続く)