タナカのリボルバーモデルガン、そのバリエーション展開〜〜今後の予想と希望。(3/4)

さて、未だに製品化されていないものに眼を転じよう。
・S&W・Xフレーム
コレに関しては「あんなにデカイのに5連発!」というギャップが生じるであろう事を――特にビギナー相手には――覚悟せねばならない、かも知れない。最初からHW材で重量感をアピールしつつ、カートもダブルキャップを採用し、豪快なファイアリングが楽しめる、とかいうセールスポイントでも作らねばならない気がする。可能性は皆無でないにせよ。
・S&W・Nフレーム M327系列
8連シリンダーと8発単位の.357カートを用意する必要があるが、可能性としては――“8連”という判りやすいセールスポイントがあるだけに――Xフレーム以上に高いだろう。問題はフルムーンクリップである。
・S&W・Jフレーム
恐らくは先にKフレームのバリエーションを充実させてから――具体的にはM10が出てから、という事になりそうな気がする。出るとしたらM29系やM1917の傾向を見る限り、最初にM37の日本警察仕様かM36、続いてM60PCといったところではないだろうか。
・コルトDフレーム
ファンの希望は多いはずだが、ここまで手が回るだろうか? ディティクティブは確実に出ると信じたいが……。
・スターム・ルガー スーパーレッドホーク
ペガサス一族の中でも、これだけ近年話題に上らないような気がするが気のせいだろうか? S&Wやコルトと比べてマニア人気は高かろうが…….44でなく.454カスールとなると、新規のカートも作ることになるし、Nフレーム系が一段楽するまでは出番はなかろう。
 
以降、個人的な希望になるが。
色々あるが、まずは早急にKフレームのM10を出してほしい。ABS地肌に4inテーパードバレルで、だ。派手さのない華奢なルックスは昔から大好きなのだが……コクサイのHWはちとマッシブな印象が強すぎた。

それに、NフレでM29クラシックハンターだ。フル・ラグのバレルにホーグのグリップなのはクラシックと同一だが、Fサイトが調整可能(いわゆるAFサイト)になり、シリンダーはアンフルーテッドなのが大きな特徴だ。パックマイヤー付のM92Fと揃えた上で、
「あんた……ラッツにホットドッグ奢ってもらったことがあるかよ!?」
コレだ。
Nフレの5スクリュー系であれば、もちろん米軍仕様のM1917ははずせない。が……戦前型の初代“.357Magnum”が欲しい。S&Wの歴史上特筆すべきモデルだし、“パットン将軍仕様”としてでもいいからぜひ製品化を願う。
Nフレの.357とくれば、M27とM28ハイウェイ・パトロールマンも忘れてはならないが……M27の3.5inは特に望まれるところだ。これが発売されたなら、こぞって.41サイズにチェンバーをボアアップする人が出るだろう。見合うカートがあるかどうか疑問だが。――マイナーなところでは、M24(.44スペシャル)やM25-5(..45ロングコルト)が出ると嬉しい。
(続く)