今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

1冊に絞るのは難しいネ。



色々あるんだが……子供時代、その趣味性というか方向決定に大きく影響を与えた一冊といえば!

ケイブンシャの大百科シリーズ、
3K-SWAT共著「モデルガン大百科」
だろうか。


小峰隆生率いる四人組による文化大革命――違うそうじゃない。
「モデルガン」というものが――「ドラえもん」で存在は知っていても――具体的にどんなものか知らない子供にとって、とにかく単なるおもちゃのピストルとは違うのだということを教えてくれた一冊では、ある。

本格的にモデルガンに手を出すようになったのはそれからしばらく後、中学生時代ではあったけれど、その本名を繰り返し繰り返しボロボロになっても読み返した経験が、後のトイガン趣味に大きく影響を及ぼしたのは間違いない……。

銃を扱うマナーであったり、弾の出ないモデルガンだからこその楽しみ方といったものを知ることができたのはもちろん、書かれている内容が子供向きになっていたとはいえ――お子様向けというには、なかなか高度なものだったのだ。
モデルガンのメンテナンス・調整方法や、当時最新のシューティングフォーム、Gunを楽しめる書籍類の話。
なにしろ本と言えばポプラ社等の児童文学やコロコロ系(ボンボンに進む少し前だった)のマンガがメインの子供にとって、ギャビン・ライアル大藪春彦なんて縁遠い世界だったのだから!

ちょっと大人の世界を垣間見させてくれただけでなく、「人から理解されなくても、こういうものが好きだ」と言える趣味を知る事が出来た、という意味でも、人生にとって重要な一冊だった、と思える。