なんだかとっても眠い。

昨日は青葉通りの福祉関連イベントで、フリマコーナーにて1冊十円で文庫本を何冊か買ってきた。

そのうちの一冊が
・「黒竜江から来た警部」サイモン・ルイス著

黒竜江から来た警部 (RHブックス・プラス)

黒竜江から来た警部 (RHブックス・プラス)

大体、帯に書かれた
「とらぶるニ、
 巻キ込マレタ娘ヲ
 捜シニ中国カラ来マシタ。
 英語ガ話セマセン!!」
これだけでもう期待大、つまらないはずがない!

イギリスに他国の刑事が来て、というと、たとえばジョン・ウェインの「ブラニガン」

がある。
カルチャーギャップに悩みながら見事ホシを挙げて……というパターン、かと思いきや、
自分が警部なだけに「警察は失踪人を熱心に捜さない」と知っており、イギリス警察当局に知らせずにあちこち引っかきまわし、しまいに自分が(中国の警官だと知られないまま)警察に追われることになる!

サクサク読めるし、中国から来たジエン警部と密入国者の青年ディン・ミンの二人の視点の違いはあれど、イギリスでのカルチャーギャップに襲われまくってもう大変。とはいえ、日本人も案外他国へ出たらえらくトンチンカンなコトをしたり思ったりするんだろうなぁ。
全体の構成は強引かなー、と思わなくもないけれど、間違いなく面白い作品でございました。