ビデオテープの中身チェック中。
「フルハウス」とか「コメディーお江戸でござる」とか、NHK教育と総合がやたら多い。
それ以外もあるのだけど――おや、なんだこの曲は。
聞き覚えがあるような……無いような……?
♪らびゅーんらびゅーんはなさなーい
すぴにんあうとぉぶえっそーえー♪
検索……っと、これか。
MOON CHILDの「ESCAPE」ね。
(screamingをspinningと聞き違える程度のヒアリング能力だよヒァー)
ありがたいことに、KBS京都の「ヒルストリート・ブルース」が入っていた。
一つの話の中で複数のエピソードが展開する、というのはこの作品の特徴だが――、
恋人を巡ってロッカールームで殴り合いを始めるコフィーとレンコ。
ベテランだがミスが目立つようになった検視官の解任を迫られるフリロ署長。
極悪なギャングのボスである恋人を売って怯えるゲイの男と、彼をなだめるベルカー刑事。それをからかうラル―刑事。
「確かに奴はホモだ、だがそれで奴が何か迷惑をかけたか!?」
エスターハウス主任の元を訪れ、声を、いや息を荒げて迫る恋人グレース。
「ハアハア結婚は出来ないけどハアハア他人に渡すのは惜しいのよハアハア」
エライさんの犬を見つけて届けに来たマルチネス一味と、うっかりミスでその犬を窓の外へダッシュさせてしまうハンター警部補。
「お前の飼い主はいい飼い主とは言えんな、ほら、ボールだ、取ってこい、ほら」(あっ、ボールが窓の外に! → "キキーッ パパーッ")
法廷で舌鋒鋭く検視官を追求するジョイス・ダヴェンポート弁護士。
「何故第二回目の検視が出来なかったのですか?」
「それが……手違いで自然死の死体と取り違えて火葬に」
反論を試み――過去の栄光をもって怒りの叫びをあげる検視官。
「空港の近くで凍死していた死体の謎を解いたのは私だ!
飛行機の車輪格納庫に潜りこみ、高空で凍死し、着陸時に落下した。この謎を解ける奴が他にいるか!」
……何が何だかわからないだろう?
あれ、ボビーの拳銃はパイソン4inか? 他のエピソードだと、レンコがM10(M13)の4inヘビーバレルだったんだが。