古書店の300円均一棚でパラパラとめくって、気に入ったので購入。
「特集 銀座モダン」
高橋葉介の「夢幻紳士」とか読んでるとどうもこういうのはねぇ。
大 好 き だ よ。
交詢社ビル。建て替えられて今は巡り会えない(ファサード建築ではさすがに中身は残ってないだろう)内部
こういうガラスのランプシェードの輝きと形状がまた……。
銀座・和光扱いのガラス置物やゴブレット、グラス。
下のカタツムリが67万円とは! 1978年でだぜ。
"カフェ・女給・文士"
「恋人にするなら美幸嬢
妹にするなら孔雀嬢
妻にするなら白百合嬢」
だそうだ。
文壇カフェー常連番付で、横綱が菊池寛。
前頭にサトウハチローや井伏鱒二、北原白秋の名も見える。
ダンヒルのライター。
「いい趣味をもつことを、贅沢とは言わない。ダンヒル」
いいコピーだね。……それにしてもどうしてこう、この時代のライターは実にダンディというか大人の風格を持っているのだ。
ポルシェ924。ミツワの広告だ。まだ4速が当たり前だったのか……。
日産・パルサー。後方にミニ、アルファスッド、ゴルフ、シトロエンGS、ルノー5が見える。
まだまだ国産が欧州車に水をあけられていた時代の広告だ――。もちろん私はスッドを選ぶんだけど。
銀座・日新堂。時計や宝飾品がプライドの塊の様だ。
森繁家具の応接セット、この重厚さたるや!
専売公社時代のマイルドセブン150円。私がバイト先のスーパーで売ってた学生時代で220円だったろうか?
それにしても清々しさを強調した広告だな。
ローガン・スコッチ。聞いたことのない銘柄だが、"特級"表記が時代を感じる。
グレンフィディック。そういえばコレ、自分はキチンと飲んだことあったかな……無い気がする。
エルモ8mm映写機。現代の様に簡単に動画撮影できる時代では、いちいち現像しなきゃいけない8mmカメラなんて想像の埒外だろうな。
私の十代の頃で、8mmビデオとかVHS-Cとかが普及し始めた記憶があるが。