今週のお題「おすすめの本」もっと知られてもいい本だよね。

私が速水螺旋人氏の存在を知ったのは、確か京都の某大学に入ってしばらくした頃だったと思う。
ああ、念のために言うと、別に私は氏と同じ大学だったわけではない。

京都駅の地下街にあったゲームショップか何かのコミュニケーション・ノートに、現在の画風に連なるかわいい、そして味のある娘さんのイラストを描かれていたのだ。
たまたま立ち寄ったその店で、そのイラストを見て、なんだかすごく惹かれたのだ。

その後も「ブックストア談」に置いてあった、確かTRPG関連のチラシにイラストを描かれていたのを見た覚えがある。
もしかしたら「やまもと」(元・MGC京阪総代理店)寺町店や新京極店あたりですれ違っていたかもしれないが――。

ともかく、初めて商業誌でその活動を目にしたのは、アームズマガジンの「馬車馬戦記」であった。

速水螺旋人の馬車馬大作戦

速水螺旋人の馬車馬大作戦

当時、アームズで一番楽しみな連載だったのだ! トチノ氏の記事と「ぴくせるまりたん」も、だったが。
まりたん集中ドリル かいへい1ねんせい(全国版)

まりたん集中ドリル かいへい1ねんせい(全国版)

とにかく、知らんでも生きていけるが知ってると心豊かに生きられるような知識が山盛りでもう大変。

螺旋人リアリズム ポケット画集

螺旋人リアリズム ポケット画集

なんというか、読んでいて
「好きなもの全部盛り」というか、「シチュエーション萌え」の教科書というか、ものすごく自分の分身たるキャラクターがここにいたら――と妄想せざるをえない。


ところで、
「馬車馬大作戦」表紙下の“戦車に乗った王子様”のイラストは、ぜひともあれをモチーフにディオラマを作ってみたいと。
戦車と軍装はイタリア軍のがデザインのベースと思われるので、タミヤのM13/40あたりで……ああ、そうなると「MCあくしず」で発表されたイラストを基に、セモベンテで「砂漠でワイン」とか。