今週のお題「父親/父の日」

父の日。
のっけから
「母の日よりもマイナー感がある父の日ですが」
ってのはあんまりだと思うんだが。

実父の思い出は、あまり無い……。なんか幼少の頃、当時の自宅前で、母と左右から私の手を引っ張りあって「大岡裁き」の“子争い”してた様な記憶があるんだが。
あと、もう少し後になって“仮面ライダー自転車”買ってもらったとか、高校1年の時に顔を出したら赤ちゃんがいたので「もしや!?」と思ったら、15歳違いの異母妹であったとか。
 
……それはさておき。
今の父親と暮らすようになったのは、私が中学に入る頃から、だ。
父にとっては仕事は重大な局面が次から次へと、私にとっては転居+進学で新しい生活の構築にてんてこ舞い、という時期だったし、すんなりいってる様で実はギクシャクドタバタだった様な気がする。
父は当時、日曜は休日出勤(新しい物流センターか何かの構築で駆け回っていた様な気がする)か、接待ゴルフ(私がゴルフというスポーツを好まない、少なくともやりたいと思わない理由の一端は、多分ここにある。いや、他にもあるんだが)か、というのが普通で、たまにはどこかへ遊びに……というのは滅多に無かった気がする。ある程度落ち着いてきたのは、私が大学に入って以降だったろうか? それでも本社勤務と地方の支店長を掛け持ちしたりして、数年前に退職するまでずっと第一線だった。
 
もちろん、今となっては、父も私が考えてるより色々思い悩む事は多々あったのだろうし――疲れて投げ出したいと思うこともあったかも知れない――仕事をそこまで頑張ったからこそ、私や母、祖父母の生活もまた支えられたのだと、この辺境で一人過ごす今となっては、よくわかる。
 
そして、今も私の身を案じてくれている。