ある運送会社について――多分お互いにげんなり。

宅配便などの時間指定は、例えば夕方18時〜20時で指定しても、「その日になって、急に18時に帰れそうもなくなった」「18時前には帰れたけど、20時前にはまた出かけたい」場合なんかには却って不都合だ。
なので、実家からの荷物や通販商品を受け取るときは、基本的に最寄の営業所や郵便局留めに指定して、自分から受け取りにいっている。

つーか、夕方以降に指定したのに午前中に不在通知置いてくなんてことを何度もY便はやらかしてくれたので。

それはともかく、事の起こりはこうだ。
 
月曜の夕方、日曜の昼に静岡から別便で送った荷物を、Y便の営業所まで取りにいこうとした。
住宅街の細い道から出ようとすると、表の道路にA便のトラックが――集配中だろう、荷台の後部を突き出して止まっている。
路肩には寄せちゃいるのだが、それでもコチラ視点からみて、道の左半分を塞いでいる。
こっちは左折して出たいのに。

図を見てもらうと判りやすいだろうが、左折して出るにも右折して出るにも都合が悪い。トラックが視界を塞いでいるので、反対車線の車はこちらから見えないし、あちらもこちらが見えない。ドライバーは荷台の扉を開けて、なにやら伝票か何かに没頭中。
トラックをすぐには移動できないなら出来ないで、「ちょっと待ってて」と意思表示するかどうかしてもいいんじゃないか? どうかしてるぞ!? そもそもの停車位置も!

結局、注意しながらそろそろと、大回り気味に左折した。いささかカチンときたので、少し離れたところで車を停めてから携帯のカメラで現場撮影。
Y便営業所で荷物受け取って帰宅したのが約30分後。「ちょっとヒドすぎやせんですか」とA便のサイトのお客様センターにメールで意見、というか苦情申し立てる。
さすがに画像添付まではしなかった(というか、メールフォームに画像添付の欄は無い)が……ま、そのうちメールで何らかの返答があろう、と思っていた。 

今日になって本人が来た。
 
1/24のプジョー206WRCのシートに、ピンバイスでベルト穴を開けている最中(痛っ、今度は指を突いた)、ドアチャイム。
私のアパートを誰かが訪ねてくる心当たりは無い(今夜いつものバーでいつもの時間に、な)。
荷物が届く心当たりも無い。という事はなんかの勧誘だ、ほっとけ! という結論に達した。
玄関先でなんか名乗ってるが、狭いアパートでも奥の部屋にいると、ドア越しだと音が歪んでまともに聞こえないのだ。

ドアポケットに「直接謝罪したい」と、携帯番号のメモを入れていった彼だが……これ、お互い気が重くないか?
こっちとしちゃ、個人の謝罪というより、A便としてのメールで「業務として確かにまずかったです、今後気をつけます」とか返答してくれりゃよかったのだが……ちうか、ね? 何かに没頭してる最中とか、そろそろ出かけなきゃ、なんていう時に来られたら……余計話がこじれないか? 
……こっちから再度、お客様センター経由で「いや、もういいから!」とメール送らねばならないのか? うう。