タカラ 「エリア88」ノースアメリカンF-100Dスーパーセイバー

砂漠の夕日が機体を染める時、戦士たちは地獄へ翔んだ。

劇中のミッキー使用機には、垂直尾翼のプレイボーイバニーは描かれていない。
1982〜83年頃、タカラ(現・タカラトミー)から、1/100スケールで「エリア88」シリーズのプラモが発売されていた。
士郎のサーヴァントスーパーセイバーは、風間真のノースロップF-5Gタイガーシャーク(当時はまだF-20Aの型式名が付いていなかった)と共にシリーズ第一弾としてリリースされた。
その後、キムのハリアー、サキのクフィル(フーバー機とのコンバチだった気が)、真のF-8クルーセイダー、ミッキーのF-14トムキャット、グレッグのA-10、キャンベルのA-4。更に反政府軍の機体としてYak-36フォージャー(実際は36でなく38な)と“ウルフパック”MiG-27の、計10種類がラインナップされた。
反政府軍機を除くと、各パイロットの1/24フィギュア&パーソナルエンブレムのアルミステッカーが付属していたようだ。

ミッキー・サイモンの1/24フィギュア付。

だが、あまり店頭で並んでいるのは見た記憶がない。タイガーシャークとスーパーセイバーは比較的見かけたが、実際に手に入れたのは他にはクフィルくらいの気がする……。

アルミステッカー付だ。

んで、スーパーセイバーに関しては、古い模型店を巡ってると時々見つけることがあった。よほど人気がなかったのか……。
手ごろなサイズなので、金型を引き継いでどこかで再販して欲しいものだ。いくつかは実際そうなったらしいが。

アスラン空軍所属・ミッキー専用機以外に、実機仕様として1962年にタイのバンコクへ派遣されていた米空軍・第405戦術戦闘航空団・第510戦術戦闘飛行隊所属機と作りわけられる。
グランドクルーのフィギュアやタラップ、ドリー等が付属し、箱の底を切り抜くと簡易ディオラマとして楽しめる。

「ふァ……飛んでった…」「すげぇ!!」

「さぁ、来い悪魔ども……。地獄の灯が見えたら飛んでこい。
死神の羽音とともに、憎しみの剣をひっさげて飛んで来い!!」