平成を彩ったコミック・ラノベに見る個人の記憶――「特捜サイコップ」

いやその、十代の頃はそんなにコミックスとか色々買う事も出来ず。

高校に入ったら、昼食代の500円をちょいと浮かして(確か一番安いきつねうどんで200円しなかったはずだ)、という小手先も出来たが。

 

だから古本屋とかはありがたかったのだ。

 

 

 

そしてブックオフの台頭があるわけだが、少なくとも90年代末くらいまでは割とフツーに見かけたタイトルである。

 

松本久志「特捜サイコップ」全2巻。

 

犯罪を支援する秘密組織「クライムギルド」の脅威に対抗すべく、警視庁の仁科警視が編成した特殊チーム「サイコップ」。

仁科本家に呼び出された分家の若者、というか高校中退の忍者&漫画家志望のサイボーグ、吸血美女、処刑され秘術で善の魂を持ち蘇生したヤクザ。

仁科家の姉妹二人をくわえたホームコメディとしての要素を交えながら、クライムギルドとのいい塩梅にバカバカしい死闘が未だにお気に入りの一作でございます。