いつからいつまでを青春というか、だが――。

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/pdmagazine

フツーの流行ものに背を向けて生きるきっかけのひとつ、となったのが、

新井素子の作品群である。

…絶句〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

…絶句〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

……絶句(下)

……絶句(下)

というか、吾妻ひでおも混じってるが。――確か、たまたま「ふたりと5人」を知っていて、そっちつながりで「交換日記」の面白さにハマってしまったのだ。
いやもう十代前半の私にとって、新井素子の文体って実に新鮮というか奇抜というか、「すとんとはまった」のだ。

今でいうラノベ的というか、それに相当するものとしては角川スニーカー文庫とか集英社コバルト文庫朝日ソノラマ文庫が既に存在した
(秋元文庫とかもギリギリ存在したけどね)
わけだが――。

新井素子うわっうわっきゃっちょっとちょっとなんなのよおという文体と、吾妻ひでおの圧倒的なまでに美少女描きっぷり!
(あともちろん秋山協一郎の編集者としての存在感とか)

そしてその流れというか広がりとして、ハヤカワ文庫のあれこれへ広がっていくのである。

(つづく)