疲労のとどめ

残業があるのは仕方ない。

仕事が予定外のコトになるのは仕方ない(まあ、直前に判っただけよかったんだけど)。

だがしかし、見覚えのない着信履歴――誰だ? と思い緊張。
局番は見覚えあったのだが――検索して判明、あの店かぁ。そのうち顔だそう。
でもやっぱり緊張。



それはいいとして、
自転車での帰り道にワイン買って帰る最中――

“キュッ”と左手首の方から音が。

「?」

もう一度“キュッ”と音がして、次の瞬間フッと左手首が軽くなり
“ガッシャーン”
と大きな音。

……どういうわけか、タイヤでこすったふうでもないのにビニール袋の底が抜けて、ボトルが落下。

――割れたボトルの破片をなるべく回収して、元の店まで行って交換してもらった。


とっても気まずかったなぁ。