今週のお題「おすすめの本」たとえ絶版でも。

大藪春彦が意外と店頭に無いぞ。

野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)

野獣死すべし (光文社文庫―伊達邦彦全集)

凶銃ルーガーP08 (徳間文庫)

凶銃ルーガーP08 (徳間文庫)

処刑軍団 (徳間文庫)

処刑軍団 (徳間文庫)

名のない男 (光文社文庫)

名のない男 (光文社文庫)

しばらく前まではブックオフにいっぱいあったんだが……。
読みたいときに無いというのはつらいことだ。

1960年代〜70年代の大藪作品を読んでいると、
「アナタ、何か韓国の朴大統領に恨みでもあるんですか?」
とかツッコミを入れたい衝動に――いや、当時の日本の報道はそんなもんだったのかも知れないし、大藪春彦自身、その生い立ちを考えるに韓国や北朝鮮には色々と愛憎入り混じった感慨があったのではないかという気がする。
「ハイウェイ・ハンター」シリーズの西城だったか、主人公が九州のコリアンタウンに潜入して、そこで北のゲリラと戦闘に陥るシーンがあったと思うのだが、あのあたりの食べ物の描写は荒々しいが実にうまそうだった。

変な話、松本零士描くところのラーメンやビフテキと同様に、男のロマンを刺激してやまないのだ。

いろいろあるので、また続くよっ。