暴発なんてありえない。

佐賀県警……ああ、なんてことに。
サイレント・コアのレベルでなくたって、こんな事はありえんぞ、と言いたいつーかそう信じたいつーか。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110720/crm11072019520018-n1.htm
佐賀県警の機動隊員が、今話題の(←余計な一言)九州電力玄海原発敷地内にて短機関銃を暴発させたというのだ。

警察の短機関銃、ということは、ドイツのH&K・MP5だ。


(動画のは9mm弾じゃなくて.40S&W弾仕様みたいだな)

空撃ちしようとトリガーを引いた結果タマが出た、ということは、マガジンはもちろんチェンバーに装填した状態で(セフティはかけてあるにしても)携行していた、という事になる。

というか、それって「短機関銃の暴発」じゃなくて「警官による誤発射」だろう。

……マガジン抜いてもチェンバーを確認するってのは常識じゃんか。


大体において、昔から日本警察の「拳銃が暴発」なんてのは、中の構造を知るものにとっては「ありえん」と言わざるを得ないことで――例えば、内部のパーツが磨耗・破損していたために、落とした衝撃でズドン、なんて事はもしかしたらあったのかも知れないが(ハンマー・ブロックやリバウンドスライド等が無い時代のリボルバーならばともかくも、それでも考えにくいが)、「警官がトリガーを引いた」以外の理由では説明つかないんだよなあ。

ま、この場合は「正直な発表」といえなくもない、かもしれない。
別な見方をすれば、チェンバーにロードして携行ということは、コトが起きた場合に即応できる体制である、という事を明らかにしたようなものである。
そうすべき理由のある「強い緊張を強いられる任務」であり、「チェンバーを空にする」という手順を、緊張がとけてフッと忘れたのか……。
あっちゃならないミス、だけどね。