賤機山は何故かカップヌードルの香り。

久しぶりに賤機山を登る。
久しぶりに運動しなきゃ、と、母もついてきた。
えらく寒いが、歩いてるうちに指先まで温まってくる。

徒歩で浅間通りまで行き、まずは浅間神社の階段を登る。
母も「最近動いてなかったし、無理だよぉ〜」と言いつつ、どうにかあの石段を登りきる。
数えてみたが105段、だった。い、息が切れそうだ。親子二人して。

で、登りきったすぐそこに、
猪出没注意
とか書いてある。……ここ、県庁(県警本部)や市役所(葵区役所)、静岡中央署や呉服町から1キロも離れてないよな?

ついでなので、どこまでいけるか、と、そのままハイキングコースを登りつづける。けっこう人がいる。
……なんか脂っこいような、濃い匂いがするぞ?

この山、私の生まれる以前は「七夕豪雨」で廃止されるまで静岡鉄道の浅間山リフトが存在したというが、今はそのよすがとてなく、幻と消えてしまった様子幻想郷行きか。途中に大きなコンクリの台座があるので、ここが駅の跡かな、と思えるのだが。
斜面を狂おしく身をよじるように登りながら(身をよじってバランス取らないと登れないのだ)、次第に山頂へ――近づくほどに
カップヌードルのスープの匂いがするぞ? 誰か食べたのか? でもなぜココまで香り漂うのだ?

山頂から市街地を見下ろしながら、静岡という街のつくりに思いをめぐらしてみたりする。

復路、まあじっくりと親子の会話というものをしてみたりもするのです。母も実際に登ってみて、自分の体力に自身がついたらしく幸いなことである。

……浅間通りで、何故か骨董屋とか入って面白いグラス手に入れたりもした。ふむむ。

あ、東静岡のガンダム、だが、ライトアップは16:30〜18:00で、時間延長もないので「まだ行ってない」という人は次の日曜、最終日までにね。