今週のお題「心に残るプレゼント」

心に残るプレゼント……ねえ。
 
「記憶に残る」という意味では、あれかな。
 
あれはまだ小学校の、確か3年生くらいだったと思う。
クリスマスイブ当日だったかどうかは記憶に無いのだが(多分そうだと思うんだが)、その日は母と共に、実父方のおばたちの家へ泊まった。
(以前にも書いたかも知れないが)陶芸の趣味があり実質セミプロ級の伯母と、クリスチャンで当時学校の先生だった(と思う)叔母の二人暮らしだったのだが、私と母はよく遊びにいっていた。
「もう寝ざぁ」
その夜、照明を消して、布団に入った私たちだったが、眠りに入らないうちにひたひたと足音が……。

赤い衣装を来て、枕元に現れたのは
「メリークリスマス! 私はサンタクロースル。
 君にプレゼントを持ってきたよ」
 
もちろんそれは、クリスチャンである叔母がサンタの衣装を着て現れたのだが、そういう演出を本気でやってくれたのが、子供心にも嬉しかった。(靴下を用意しとくべきだったか?)
そのときもらった五味太郎の絵本は、今も実家の本棚に収まっているはずだ。

そういう、けれんみのある演出で誰かにプレゼントをしてあげたいものだが……そんな機会、作れるかな?(作れよ)