それはまぎれもなく

海兵隊コブラが不時着したというニュースは、すでに周知のとおりである。


朝7時のNHKを見ると、なるほど細い農道に(クルマは入れるとはいえ、お世辞にも広々とはいえまい)、
元々が細っこいけれどもれっきとした攻撃ヘリを、
うまいこと降ろしたなあ……と思えた。


いやホントに、いくらコブラの機体が細い(メインローターの幅はさておき)といっても、あの幅は決して余裕はないと思うのだけど――いやそれとも、あのテの機体の操縦資格を持つパイロットにとっては(機体のトラブルが重篤ではなかったにせよ)容易なのだろうか?

最新型の「バイパー」つってたな(検索)……AH-1(私の子供の頃には既に陸自AH-1Sを導入してたが)もどこまで使い続けるやら、と思いきや、


なるほど、AH-1Z"ヴァイパー"は、
そのスペックを額眼通りに受け取っていいかはともかくも、
(大体、どのあたりのトラブルかも判らないのだけど)
ああいう着陸が出来る(少なくともパイロットのアシストをする)だけの機能をきちんと備えていたらしい。


――とはいえ案外、

「あー、降りたはいいけどスキッドが側溝ギリギリ」
「うーん、コレ見られたらモメるぞ。もうすぐ応援来るよな?」
「来たら、みんなで持ち上げてもらって道の真ん中に寄せようぜ。プ(げふんげふん)あー、一般人に見られないうちに」
「♪ガンホー ガンホー マリーンにとって不可能とは困難より30分余計に時間がかかることである。困難どころか容易ドン!」
みたいな感じで道の中央に寄せてたりしたんじゃないか?


とか、馬鹿な事を考えてみたりもするのである。


「見事だな。
 しかし海兵、貴官の技量だけで無事降りられたのではないぞ。
そのヴァイパーの性能のおかげだという事を忘れるな!」


とか考えたのも、私だけではないと、多分、思う。
(注:パイロットの技量を揶揄しているのではない、ないんだってば)