望月三起也先生、死す。

朝、Yahooニュースを見て、愕然とした。


御身体の状態がよくないとは知っていたが……。





私が初めて望月作品に触れたのは、確か親戚からもらった「ワイルド7」の単行本、不揃い状態の「ガラスの城」編と「魔像の十字路」編だった。

その後、徳間コミック文庫などの再刊で、一応は全話読むことが出来た。とはいえ「新ワイルド」は殆ど読めていない……。
リアルタイムで読めたのは「続・新」と「ロゼサンク」くらいだろうか?


ストーリーがあっちこっち飛んだりして、本筋がどっかへ消えちゃったぞ、なんて展開も多かった気がするけど、それでもグイグイ読ませる内容。


心の師匠、というべき存在がいるとすれば、望月先生はその一人だ。



帰宅途中に古書店で「愛(ラブ)ダンサー」2巻を手に入れ読了。
望月節全開、連載されてたのが「CARトップ」誌だったためか、イマイチ知られてない&古書市場でも見かけない作品なれど、楽しめる佳作でございました。

――そんなことを公式サイトに寄稿して、ぜひ望月先生のお言葉をいただきたかったなあ、などと、いささかさもしい発想はあったものの……。
望月先生の作品でも、比較的眼にする機会の無い作品とか、もっと語っていただきたかったのも確かで。



まだ読めていない望月作品も多く――あまり私が語れたものではないけれど……もっと読んでおくべきだったと後悔している。