アリスぅぅぅぅぅぅぅ!

思えば、私が“アリス”というキャラクターに執着する原因になったのは――間違いなく彼女とその世界である。

およそアリスという名前から予想されるイメージを下敷きにしつつもそれをぶっ壊す、エプロンドレスに紫髪の佐久間レイボイス。
事件をひっかきまわす彼女の活動力と、個性的かつどこかで馴染み深いキャラクター達によって展開される子供おいてけぼりの寒いギャグ。

そう、
アリス探偵局」!


アリス探偵局I [DVD]

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よもやまさか今になってDVD化されるとは思わなかったよ!

学生時代の冬休み、第2期の総集編をたまたま見て以来、あのムードにやられて執着。
天才てれびくん」をちょっと真面目に見るようになる。
だから、時期はちょっとズレるがウエンツの変声期あたりを見てたわけさ……っと、そういえば佐久間信子って引退してたのか!
それはともかく、私はバーチャルシリーズ三部作にこそハマらなかったものの(「ナノセイバー」は一応見てたけどさ)、98年シーズンのアリスSOS共々、大きなお友達に向けたような内容の、
マイフェイバリットの一角を担う存在としてずーっと心の奥にしのばせていたのだ。

アリスSOS DVD-BOX

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……だから、それ以降の――キャラデザインとか演出とか、はっきり子供向けになってしまった「スージーちゃんとマービー」とか「探偵少年カゲマン」が、どんなに子供向けアニメとしてまっとうかつ良質なつくりであったとしても――気に入らなかったわけだ。

DVDは欲しい、が――今見てもあの頃みたいに楽しめるか? ちょっと不安というか疑問ではある。
しかし――それでも誰かに見てほしい、伝えたい、という気持ちは強い。
願わくば――アリス×イナバ君で薄い本をうわ何をする。