クルマ趣味がらみになるが、まあ聞いてほしい。
みんな、クルママンガとくれば、何が好きだろう?
以前にも書いたが、私は「頭文字D」より「湾岸ミッドナイト」派なわけだが――ここで挙げたいのは、原点というべきあの作品だ。
- 作者: 次原隆二
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/08/11
- メディア: 文庫
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今になって思うと、かなり無茶な作品ではあるし、実際にクルマ屋にパーツ代とか工賃とか払う立場になってみると、
風見潤って「湾岸」の北見よりタチ悪いぞ!(笑)
エンジンのオーバーホールを依頼されたら、バラしたついでにボアアップ→それに見合う足回りや装備まで勝手に組んで大量の請求を悪気なくやらかす。
客のクルマで勝手にカーチェイスはする。
客のオーダーにかこつけて店のデモカーを作り(それ自体はいいとして)、当の客の技量では扱えないレベルに仕上げてしまう。←いや、これの主犯は那智か。
あのころは、大人になったらチューニングカーに乗るもんだとどっかで思ってたなぁ……。ま、エンジン本体はいじらなくても、サスやブレーキやプラグ周りをいじったアルファに乗ることにはなったわけだが。
ともかく、クルマはツルシで乗るばかりじゃない、ってコトと、クルマを走らせるにはそれなりの技量を要求される、ってコトは、この作品で知った。
この作品なかりせば、クルマに対してさしたる関心を抱くこともないまま終わったかも知れないな……。