今週のお題「おすすめの本」求む邦訳続刊!

好きなのに、邦訳されてなくて続きが読めない、という作家の本は無いか?


私の場合、まずはブライアン・ケラハーだ。

メッサーシュミットを撃て (新潮文庫)

メッサーシュミットを撃て (新潮文庫)

ツイン・ムスタング出撃せよ (新潮文庫)

ツイン・ムスタング出撃せよ (新潮文庫)

第二次大戦末期、アメリカ陸軍航空隊(後の空軍)のパイロットの中から、ある条件に基づいて4人のパイロットが招集された。
細かい内容はともかく、その条件の最たるものは
“ドイツのジェット機と遭遇した”
これだ。

P51に乗っていて撃墜された、曲技パイロットあがりの若きエースパイロット。
B17に乗り、最もジェットと遭遇し生き残った正・副操縦士ペア。
レジスタンスの支援のつもりが密輸の片棒をかつがされていた、連絡機乗りの学者。
彼ら四人がアラモゴード近くの秘密基地に召集された。任務は、
降伏したドイツ空軍のパイロットと共に、
鹵獲したメッサーシュミットMe262を飛ばし、
その技術をアメリカのものとすること――ソ連に勝つために!

秘密の核実験、プロペラの無い飛行機と遭遇した民間ジャーナリストの活動。
テストパイロットたちの私生活、よき上官と最悪の司令官。
政界進出を目指す若き海軍パイロットの野望。
その裏のナチス残党の暗躍。
若きエース、ギル・ヒューズが進む道は!

そして時は流れ、世はジェットすら飛び越えた原子力の時代となる。あのF-80すら旧式化するのだ。
テストパイロットたちの苦悩と、朝鮮の動乱。吹き荒れるレッドパージの嵐。
朝鮮に派遣されたヒューズたちの巻き込まれた秘密任務、その先は!

……で、留守司令官のケニアリー海軍中佐(まだ少佐だったか)の元に下った命令やいかに。
続きが翻訳されてないのでなんとも消化不良なのだ。

だがしかーし、そんな作家はほかにもいるのだ、いまいましいことに!