……正直なところ、ホビーフェアの時の展示を思い出すに、どうにも中途半端な感じになりゃせんかと不安だったのだが。
「静岡ホビースクエア」は、フタあけてみれば想像よりはるかによくなっていた。
新たなホビーの情報発信基地という点では、この先どうなっていくか不安はなくもないが、常設展の新陳代謝がよければ――もうホントに、こまめに展示物を入れ替えて(旧作でも魅力的なキットは、どんどんとりあげてほしいね)くれれば、その役割は果たせるのではないかな。
ただ……フジミの不在はやっぱり痛いよなぁ。今年のホビーショーが妙にスカスカに感じた理由の一端は、まさにフジミの不在なわけだし。
“静岡AFVの会”さんの作品展示とか、かなり参考になりそうだ。プロモデラーでないアマチュアの作品って、意外と見る機会が無いんだよね……。手本にすべきは、どうにも追いつけないプロよりもアマチュアの作品かもしれない。
タミヤのコーナーの「デコスイーツ」は、子供連れの家族に大人気。オフィシャルショップでも注目の的。
企画展は、山田卓司氏の作品展示。雑誌で見た作品がここにある……タミヤ本社などで見た作品もあるけど、何度見てもいいねえ。
作品集も買っちゃったけど、やはりカメラのレンズ越しでない「生の迫力」。
私が参考にするにはレベルが高すぎるんだけど、「こういうのやってみたい」と触発されるものがあるのだな。
というか、圧倒されるばっかで
「すごいねー、感動だねー、さあ帰ろう」
じゃ、つまんないだろ?
イベントゾーンでは
“大人から子どもまで夢中になれるスペシャルなイベントを開催します。”
……親世代を抱きこみ、子供のハートもガッチリとキャッチ、そんなイベントを切実に期待。
子供と親が一緒になって楽しめる――実際に「考えながら、手を動かして」楽しめるイベントがいいなあ。
子供が笑顔になる、熱心になっている事には、親は援助を惜しまないものだ――まして、自分も一緒になって楽しめることには。
そして、そうやって楽しい記憶と知識を身につけた子供たちが成長した時――。
いやほんと、次世代の育成は大事だし、実際に手を動かして(あるいは手を汚して)何かを作り上げる、という体験をせずに成長する子供は……つらいぞ。
山田卓司展は、来月までにまた行こう♪
画像のあれこれはまた後日。