マニア様がキテる――東京行2011/01/29・神保町は広い!(第3回)

古本屋は意外と広範囲に散らばっていた……

ちょっと引っ込んだ通りの小さな店で、
・「ナポレオン・ソロ アンクルから来た男」マイクル・アヴァロン 早川書房 ポケット版
・「殺人が少女を大人にする」ローレンス・オリオール 早川書房 ポケット版
・「長髪族の乱」豊田有恒 角川文庫
・「禁断のメルヘン」豊田有恒 角川文庫
ナポ・ソロはまともに見たことが無いので、それほど思い入れは無いのだけど、やっぱ素養として知っとかなきゃナァ……とりあえず1巻だけ。表紙のアンクル・カスタムはワルサーP38ベースではなく、マウザー(モーゼル)M1934ベースの初期型だな。
「殺人…」もタイトル&裏表紙の解説で買い。あと「サイボーグ王女」「イルカの惑星」で気に入った豊田氏のを見繕ってみる。
で、この店でも「ドノヴァン…」を見つけたのだが、まさかプリズナーは無いよなぁ。
と思ったら、ポケット版は無かったが文庫版があった、むう。

更に離れた店に。

・月刊Gun 1972/3 1974/5 1975/11 1976/10

それなりの高値がついていても「白背」にこだわる理由は、昨今のやれタクティカルだ何だと騒いでる、レイル無しのガン以外に興味のない連中には判らんだろうな……。
今時の書籍にはなかなか出てこない、歴史に埋もれた珍銃や、トイガンを取り巻く情勢の移り変わりを知るにはやはり古い雑誌は欠かせない。72年3月号の表紙、パイソンがよく見ると……あれ? バレル刻印がおかしいヨ? というか、フレームにNAKATAとか入ってる、これ実銃じゃなくて中田商店向けに六人部氏が試作した金属モデルガンじゃないか?

さて、そろそろ三時半を回っている……なんてこったい!? 神保町で時間つぶしすぎた!