朝っぱらから

歩道を歩いていて、とんでもないものを見つけた。


大きめの黒いバッグが落ちている。中に入っていたのは



人間の生首!?


いやちがう。

マネキンの頭だ。

なんでこんなものが? と思ったが、そこは美容院の駐車場の前だった。
多分――。

「店長、お疲れ様でした!」
「気をつけて帰んなよ。アレっ、ヘッド持って帰るの?」
「次のヘアデザインコンテストに向けて、ちょっと家でも研究しようかと思うンすよ」
「まあ、ガンバレよっ」
……ところが、彼女(彼か?)は何故かそれを落としていってしまった!
ただ単に忘れたのか!
何者かにさわられさらわれたのか!
謎が謎をよび、事態は混迷を極める!
次回
「静岡非情線! マネキンは死美人の涙を流す!」
ご期待ください。(←せんでいい)