「ネコと鴎の王冠」



ちょっと意外だったのは、ヒロインが主人公にベタ惚れ――いや、普通そうだろう? 
ではなくて、主人公とヒロインがもはや将来的に――実質的に、かぎりなく婚約に近いマリッジブルー状態。いやマリッジブルーじゃない。

今までの――「ドラゴンステーキ!」のリプトンの一途さに対しどうしていいか判らないチェスター、「ぽすから」の白樹君と茜ちゃんのほのかな懸想状態から互いに一歩踏み出せないもやもや状態に対して、もはや「一人前になったら結婚」がほぼ確定してるのは新鮮かも。


そしてディアンドル。アンナが――つつましいだけに、その。
そういう方面はカヤが一手に引き受けてくれたが(しかも眼鏡)。


……ビールを飲むたびに思い出すであろう。



「キツネと熊の王冠」、次は1年後だろうか。