最近の買い物

メロンブックスで2冊。

アーマーモデリング2017年9月号

既にある数年分を処分するかどうしよっかー、なのに毎月購読してられない……わけだが、さすがに建物関連の特集とくれば見逃すわけにはいかない。

バス停のキリスト看板とかローン会社の広告とか、欧州建築の現代化とか(逆に言えば、今時の資料画像を鵜呑みにしてたら大戦中の建物は出来ないという事だ)、やはり買ってよかった。


大和田秀樹疾風の勇人」7巻(最終巻)

……連載当時から思っていたが、やはり鳩山一郎とと吉田茂の美老年BL風味が強烈である。

――いやその「きぃくん」「よっきゅん」も強烈ではあるけれど。
あと、麻生太郎は、このラストでの描かれようを知ってるのかとても気になる。


そしてつくづく残念なのは、社会党の浅沼委員長の出番が、というか、池田勇人との舌戦がもはや読めないという事実である。
後世の人間である我々は、浅沼委員長の身に起きた悲劇を知っているからこそ、ある程度好意的なバイアスをかけて観る事になるが――今までの描かれ方を見ても、与党である党内とは異なる、野党における最大かつ実質的に唯一の好敵手は彼しかいない。

惜しいなあ。


あと、太田書店の均一本(100円)の棚から2冊。

ジェフリー・アーチャー「十二枚のだまし絵」

十二枚のだまし絵 (新潮文庫)

十二枚のだまし絵 (新潮文庫)

どんでん返しからのデデンデデンデデンデン。
ハッピーエンドでないとしても、ただの敗北に終わらない意外なラスト。「チェルシー・テラスへの道」の様な長編もいいけれど、短編集で何度もにやりとさせられるのも嬉しい。

ボリス・ヴィアン「墓に唾をかけろ」

なんとなく手にとって、面白そうだったので買った。
これからじっくり読むことにする。