エヴァ破

先週は――そうだ、テレビ見るどころじゃなかったんだよ。
ともかく、今ちらちら見てる。


自分にとっての「エヴァ」は、正直なとこ1997年の「春エヴァ」と「夏エヴァ」で終わっていたのだ。というより、終わらせていたのだ。

なんか「歴史に立ち会った」感というか――これはもう伝説として封印すべし、という気がしていたのだ。これ以上何か語るべきだろうか、と、一種虚脱していたのだな。

で、リメイクとなって――「なんで今?」とか、色々戸惑って――それっきりだ。

露出の多い作品ではあるから、「アスカが式波」とか「眼鏡のマリさん」とか、そーゆーのも知識としては知ってても、なんかイマイチ積極的に見ようという気になれなかったのだ。

今回ざっと見てみて――なるほど、これは早く見ておくべきだった、とは素直に思ったけど、釈然としないものはある。
それは――かつてのTVシリーズと劇場版旧作を、そしてそれに盛り上がった当時の自分を否定することになるんじゃないか、という一種の恐れだと思う。旧作のインパクトはかなりのものだったのだよ……。あの忌まわしい、連続誘拐殺人のおかげでアニメ見てるってだけで犯罪者予備軍扱いだったんだから――その方向性が変わったのは「エヴァ」に一端があったわけで。

来週も見れるかどうかは、まだわからないが――見れたら見よう。
そして、あらためて「序」をレンタルしてこよう。来週までに間に合うかどうかはさておき。