積ん読状態の本が多くてなあ……。
トーマス・M・ディッシュの「プリズナー」とか、ジョゼ・ジョヴァンニの「ル・ジタン」とか。
読み返したい本、としては、夏にちなんだ、というか――あれだ。
- 作者: ロバート・A.ハインライン,Robert A. Heinlein,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/01/30
- メディア: 文庫
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確か十数年前に読んだのだけど、転居時に処分したのか見つからない……。
ストーリーは確か――
“メイドロボ(違)を開発した設計技師が、親友と婚約者に裏切られてコールドスリープで数十年後の未来世界へ送り込まれる。
財産も仕事も、飼い猫ピートも失った主人公は、何とかして自動車の解体工場で働くことになったが、
「おい、このクルマにはエンジンが無いぞ」
「ばかやろう、これは解体するために作られたクルマだ! エンジンなんか載ってるわけないだろがっ」
そんな中、裏切り者の元・親友の幼女養女、リッキィの事を思い出す。
ちいさなおともだち12歳の子供だけど親友のリッキィはどうしてるかなぁ?
とっくにいいオバちゃんのはずだ。残酷な現実。
まあ、そのうちクリスマスカード送るくらいは彼女のダンナも許してくれるだろう。というかリッキィはどこにいるんだろう。
捜索の過程で、元・婚約者の落ちぶれた姿を発見し、元・親友の死を知ったが――リッキィの行方は知れない。
だが、タイムマシンの研究をしている科学者と出会ったことで、事態は急展開する。
これ使えば、過去に戻ることもできるかもしれんぞ?
「だーめ、これはまだ実験段階で」
「ふーん、どうせホラ吹きなんでしょ?」焚き付けてみる。
「なんじゃと! そこまでゆーならどーなっても知らんぞ!」
かくて過去――コールドスリープさせられるより少し前の日時の、ヌーディストビーチに落下した主人公。そこで出会った夫婦と友人になり、活動資金を引き出す。
事件当日、その現場に戻った主人公は、なんとか猫のピートを回収し、サマーキャンプ中のリッキィに会いに行く。いやあ、彼女の身内に不幸がありましてん――。
「おじさん、どうしたの?」
「リッキィ、僕とピートは長い旅に出る、コールドスリープで未来に行くんだ。
君が大人になって、まだ僕たちに会いたかったら――その時は指定の日時までコールドスリープに入るんだ」
「そうしたら、あたしをお嫁さんにしてくれる?」
「もろちんだよもちろんだよ、僕の望みはそれなんだ」
おまわりさんこっちです。
そのストーリーの結末は――。
こうして書いてくと、ディティールをけっこう忘れてるなー。