ドアの向こうは

今日は退勤後、お通夜に行った。
職場の人の御家族が急に亡くなったということで、出席できる人が何人か集まって参列したのだが――参列する、ということ自体は滞りなく済んだのだが。

御焼香させていただいたら各自直帰、ということで自分のクルマで行ったのだが、私だけ駐車スペースの関係で別の駐車場に誘導された。
で――私の誘導されたのは、右隣りが御遺族用に確保されたスペース、左側が壁とガード柵。
……左ハンドル車でどうやってドアを開けろと? あまり御遺族のスペース側に寄るのもどうか、だし。
(アルファ乗りなら“車止め向かって前進”が禁忌なのは判るね?)

案の定「ダメだ、降りられない」と叫ぶ破目に。
結局、通りがかった式場スタッフ氏に、ドアを開きすぎないようガードしていただいて、なんとか身をよじって降りた、が。

一人だけ他の人との合流にも遅れるし、なんか無様だったぞ、と。


……お通夜にあたってこんなこと考えてる自分が、なんというか――どうかと思うが。