そもそもスポーツというものにさほど関心がない。
言い換えよう、
メジャーなスポーツに、世間がキャーキャーいうことについてけないし、
ついていく義理も義務もない。
たまにやると楽しいが、熱中はしない。
野球は……原が若手だった時のイメージというか、桑田と清原がルーキーだった時のイメージで長いこと停まっていた。
「それは……『あぶない刑事』の舘ひろしと柴田恭平が還暦を迎えた、みたいなもんか?」
そう、その通り。
……「ベイシティ刑事」の方が好きだけどな。
なんというか、
去年のなでしこフィーバーの時もそうだったが、
「日本中が熱狂しとるときに我関せずでいるのは何事かっ!」
という態度でいられるのは、なぁ。
朝っぱらから大騒ぎされてホントに迷惑だったんだよっ!
スポーツそのものが嫌いというより、
それに盛り上がって、
「えー? なんで見ないのー? 関心持たないのー?」
的な、メジャー趣味の傲慢さが鼻について仕方がないんだな。
その最たるものは、たぶん、
ゴルフだ。
個人的には「上ってなンボ!」とか揃えて読みたいのだが。
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私の父は、ちょくちょく接待ゴルフで家を留守にして――つまり
「いやあ部長、たいしたもんですなあ」
をやったりされたりしていた、わけだ。
それを“紳士のスポーツ”“デキるビジネスマンの必須科目”という羨望のまなざしでは、とうてい見れなかった。
少なくとも、父のふるまいからは、ゴルフへの憧れは
かけらも生じなかった。
で、以前にも語ったかもしれないが、大学時代のバイト中のことだ。
当時、スーパーでバイトしていて、宅急便の受付もやってたわけだが――ゴルフ便てのはその性質上、余裕持って持ち込んでほしいわけだが結構ギリギリに持ってきたり、とか。
まあ、それはいいとして、
バックヤード側からずかずかと店内に入ってきて、
ゴルフバッグをドスンと置いたその御仁は言った――。
「宅急便!」
その横柄な態度を思い出すたびに、
あのオッサンの同類にはなるまい、と誓う。
ゴルフは紳士のスポーツ?
ふむ、そうかもしれない。
だが、ゴルフをやってるから紳士である、という事にはならない。
その論法で言うなら、
“英雄 色を好む”
で、
連続婦女暴行犯は
英雄である
って事になるよな。
「湾岸ミッドナイト」で何度も語られた
“量の増加は質の低下につながる”
は、ゴルフなんかその典型例じゃないかなー、という気がしてならないんだが。