夕食

ゴローちゃんは言った。
「うまいんだが
 うわすべりに感じる」


今日は
・ひとりで外食
・何か買ってきて、家で一人で食べる
の、どちらかだったわけだが。


……よしゃあいいのに、外食を選んだ私。

静岡の繁華街で、飲み放題の居酒屋チェーンとかでなく、日曜の夜にうまいもの出してリーズナブルな価格で、なーんて……そんな店はめったに見つかるものではない。

で、セノバのレストラン街とかファミレスとかなら平均以上のものを出すだろう、が、日曜夜という節目で、夕食がある意味ありきたりの場所で心躍るかね? わざわざ外食なのに。

……おとなしく、日吉町の「長谷川」か、鷹匠の「サングリア」へ行けばよかったのだ。どんな割高になっても。

結局、よく知る場所へ行っておでんをつまみながら、名物の卵かけ御飯を――え、今日はおでん無いの?
ご飯が炊けるまで待って、食べる。うまい。
……結局、それだけというと語弊があるが、わざわざ外食というシチュエーションで、どうか。

結局、その卵かけ御飯がうまい、まずいではなく、妥協に妥協を重ねたチョイスだった、というのがよけい自分を落ち込ませて、そしてイラつかせているんだよな。

……素麺でも茹でて食べようか。