アルファロメオ社は(以下同文)。
アルファロメオ 155
１９９２年に登場した “アルファ１５５”はフィアット系シャーシを基本に、Ｉ.ＤＥ.Ａ社のデザインしたボディをもつ、とても実用的でスポーティな主力4ドアセダンとして作られました。前作のアルファ75とくらべて、純粋なアルファらしくないという批判もありましたが、それでもイタリアやドイツ、イギリスなどの数多くのレースで大活躍して、みごとにアルファロメオの伝統を守りました。
日本では最初に２リッターの“ツインスパーク(ＴＳ)８Ｖ”と、同じフィアット・グループのランチア・デルタからエンジンと４ＷＤメカを移植した“Ｑ４”が売られ、後に２.5リッター“Ｖ６”と、フィアット系エンジンをアルファ流に改良した新型２リッター“ツインスパーク16Ｖ”が登場しました。Ｑ４は短期間で生産終了しましたが、快速マシンとして知られています。ツインスパークは軽やかな、Ｖ６は重厚なフィーリングで、どちらもすばらしいエンジンとして人気を集めました。
同じシャーシの姉妹車として、アルファＧＴＶ＆スパイダー(９１６系)、アルファ１４５があります。
エンジン ２.０ＴＳ８Ｖ型ＤＯＨＣ８バルブ(２リッター前期型) ２.０ＴＳ１６Ｖ型ＤＯＨＣ１６バルブ(２リッター後期型) ２.５Ｖ６型ＳＯＨＣ１２バルブ(２.５リッター) フィアット・ターボＤＯＨＣ16バルブ(２リッター Ｑ４)
駆動方式 ＦＦ ３ペダルマニュアル ５段変速(ツインスパーク、V6)
４ＷＤ ３ペダルマニュアル ５段変速(Q4)
ハンドル位置 左
定員 4人
価格 約３５０〜４００万円(ツインスパーク、V6) 約４７０万円(Q4)
