「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」


http://www.tantei-bar.com/

珍しく月曜休日だったので、見てきたっ!

速水螺旋人氏のブログを先に読んでいたので、ちょっと不安ではあったけど――うん、気に入った。
ただ、恐らくこの作品は劇場の大スクリーンで「さあ見るぞっ!」と最初に意気込んでないと(そして前作を見てないと)物足りないかもしれない。

というのも、ススキノの夜景とか、各地の風景が凄く密度感があって――それをじっくり見たくなるから。

今回も“英雄好色”が出てきて嬉しい。あと、やはり特筆すべきなのは花岡組の佐山。
誰だよ? とお思いのアナタ、
♪それはまぎれもなく
 前作で鼻グシャになってた
 奴さ♪

「3」が製作されるときは、きっと「包丁人味平」のカレー将軍・鼻田みたく鼻マスクして出てくるんだぜ、きっと。

で、ストーリー自体は原作から大まかなプロットはそのままなようでだいぶ改変されてるなぁ。
冒頭のヒモ男のシーンは、ぶっちゃけた話、探偵にエモノを入手させるための伏線だったといえなくもない。見せ場としてはいいと思うけど――。

で、気に入ったのはコチラのプロップ。
http://borojox.militaryblog.jp/e434529.html
実に印象深く使われた――趣味の悪いベレッタだが、逆にその趣味の悪さが素晴らしい。これで更にデコった奴をギャル系の女刑事、というか「ズベ刑事」に使って欲しいなあ。

話がそれた。

確かに細かい点、というか、原作の内容をシャッフルして映画向きに再構築した結果、桐原組長の過去がずいぶんあっさりした扱いになったり、はたまた栃脇陣営の動きが「アンタラその程度しか裏で動いてないの?」状態だし、それが釈然としない部分はあるけれど。
ああ、あと、道警の種谷刑事と、翔一少年が存在しない(故に探偵がカネを要求する動機もない)のも――いやまあ、時間的に登場させてる余裕があるとも思えないが。

……もう1回くらい見に行こうかなあ。ちょっと時間おいて。

ああ、あと、光岡自動車からビュートの特別仕様車が出るのだけれど、

http://www.mitsuoka-motor.com/lineup/viewttantei/index.html#section-4

これは何か違う、絶対違う。十数年後に「オールドタイマー」誌あたりで取り上げられるかどうかなネタにはなると思うが、限定20台ワクは埋まるのか? いやひょっとしたら「限定」に弱い人向きにしっかり埋まるのかもしれないが。